タイ大林が創立50周年記念式典を開催

さらなる発展をめざして、現地人材の育成強化に取り組む

会社情報

大林組のグループ会社であるタイ大林は、創立50周年を迎え、8月29日に記念式典を開催しました。式典には同社の役職員のほか、大林組からは会長の大林剛郎、社長の蓮輪賢治ら関係役員、バンコク銀行などの同社の現地株主など関係者約1,000人が出席しました。

式典で、タイ大林社長のポーンチャイは全社員に向けて経営方針についてプレゼンを行い、次の10年に向けて目標を共有しました。そして、「この50年間、タイでは多くの変化があり、深刻な自然災害や、特にCOVID-19という、これまで経験したことのないパンデミックも経験し乗り越えてきました。どれほどの困難にあっても、私たちタイ大林が変わらず持ち続けているもの、それは業界をリードする技術、不屈の努力、固い絆による強力なチームワークです。この50年間、タイ大林は多くの成功を収め、タイ王国の発展に貢献し、多くの歴史を作ってきました。私自身や多くの人々にとって、この50年間は誇りに満ちた時間です。私たち全員が、会社の歴史を学び、この誇りを維持していくとともに、新たな歴史を私たちの手で作り出していけるよう、これからも共に努力していきましょう。」と今後の決意を述べました。

また、タイ大林、大林組の役員らによる鏡開きや、タイ人職員や日本人職員による太鼓やダンスが披露され、会場を大いに盛り上げました。式典終盤には、50周年のために新たに制作された記念ソングを全員で歌い、タイらしく盛大に50周年を祝いました。

全社員の前で経営方針をプレゼンするタイ大林社長 ポーンチャイ・シティヤコーン
  • 鏡開きを行うタイ大林、大林組の役員ら

  • 日本人職員もソーラン節を披露し、会場を盛り上げました

タイ大林は、1964年に大林組が開設したバンコク出張所を前身として1974年に設立され、以来、タイに進出する日系企業の工場建設を中心に、着実に事業を発展させてきました。1982年にバンコク銀行本店ビルを完成させ、その後は多くの現地企業からも技術力と品質を高く評価され続けており、2006年にタイ王宮内のチャクリ王宮ホール、2022年にクイーンシリキット国際会議場を建設するなど、タイの代表的な案件を施工してきました。

50周年を迎え、タイ大林はさらなる発展をめざして技術力の向上や人材育成の強化に取り組んでいます。2015年に自社トレーニングセンターを開設し、社員の利用のみならず、協力会社社員や技術系大学生にも研修施設として活用されるなど、建設分野の人材育成に注力しています。それらの取り組みにより、ASEAN域内において人材育成に顕著な貢献をした企業に授与されるASEAN Skills Development Awardを2022年に受賞しました。また、タイ・バンコクの大型オフィスビル「O-NES TOWER」をはじめとした不動産開発事業や、ビルメンテナンス事業にも参入し、建設の枠を超えて、幅広いステージでお客様をサポートできる体制を強化しています。

記念式典にはタイ大林役職員、株主など関係者約1,000人が出席
所在地 9th Floor, O-NES Tower, 6 Sukhumvit 6, Klongtoey District, Bangkok 10110, Thailand
タイ バンコク クロントゥーイ区 スクンビット通り
事業内容 建設業、不動産開発
設立 1974年5月29日
資本金 10百万バーツ
代表者 社長 ポーンチャイ・シティヤコーン
売上高 14,985百万バーツ(61,886百万円)【2023年12月期】