クボタ グローバル技術研究所におけるZEB取得や省エネの取り組みが2024年度省エネ大賞で最高賞「経済産業大臣賞」を受賞
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サステナビリティ
1月29日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で2024年度省エネ大賞(一般財団法人省エネルギーセンター 主催)の表彰式が開催され、大林組は、クボタ、大気社と連名で、「国内最大級のワークプレイスを有する研究開発施設におけるZEB取得及び省エネ活動」が、省エネ事例部門において最高賞である「経済産業大臣賞」(ZEB・ZEH分野)を受賞しました。
省エネ大賞は、事業者や事業場などにおいて実施した他の模範となる優れた省エネ・脱炭素の取り組みや、省エネ性・CO2削減において優れた製品ならびにビジネスモデルを表彰するものです。表彰を通じ、省エネや脱炭素意識の浸透、省エネ製品の普及促進、ひいては省エネ型社会の構築に寄与することを目的としています。

経済産業大臣賞(ZEB・ZEH分野)
「国内最大級のワークプレイスを有する研究開発施設におけるZEB取得及び省エネ活動」

大林組が設計・施工を手掛けた クボタ グローバル技術研究所は、クボタの研究開発拠点として2022年に完成した研究開発施設です。本施設内の設計研究棟は、建物全体では事務所・工場の複合用途において国内最大規模(7階建て、延べ面積9万4,000 m2)のNearly ZEB(※1)認証を取得し、事務所用途での部分評価としても『ZEB』(※2)認証を取得しています。

大林組は、施設の設計・施工にとどまらずZEB認証取得までをトータルサポートし、運用開始後も設備システムの性能検証と全体最適化・運用改善の提案・検討を担当しています。
運用開始から一年間の一次エネルギー消費量は、省エネルギー・創エネルギー合わせて基準の86%減を達成しました。その後もさらなる省エネ実現を目指し、事業者・設計者・施工者協働で収集データの分析を行い、運用改善の検討を続けています。
今回、さまざまな技術を取り入れて省エネを実現した設計や、運用改善検討の取り組みなどが評価されて、経済産業大臣賞の受賞に至りました。
大林組は、お客様のZEB達成に向けて最適な省エネ手法の組み合わせや適切なコストの提案を行うとともに、省エネルギー性能に優れた建築物を提供することで、カーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
- ※1 Nearly ZEB
ZEBに近い建築物として、省エネルギーによる50%以上の一次エネルギー消費量削減に加え、省エネルギー・創エネルギー合わせて75%以上の一次エネルギー消費量削減を実現する建築物 - ※2 『ZEB』(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
省エネルギーによる50%以上の一次エネルギー消費量削減に加え、省エネルギー・創エネルギー合わせて100%以上の一次エネルギー消費量削減を実現する建築物