「NEDO省エネルギー技術開発賞」で特別賞 ベストコラボレーション賞を受賞

サステナビリティ

大林組は、関西電力、ダイヘンと共に2024年度「NEDO省エネルギー技術開発賞」における特別賞 ベストコラボレーション賞を受賞しました。

NEDO省エネルギー技術開発賞は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が省エネルギーに寄与する技術開発テーマを公募して開発費の一部を助成する「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」および「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」において、一定以上の評価が得られたテーマに対して表彰するものです。ベストコラボレーション賞は、成果普及に向けて事業者間だけでなく、エンドユーザーらとも積極的な連携をとったテーマに贈られます。

表彰状を授与される大林組専務執行役員 梶田直揮(右)

3社は、2021年からNEDOが行う「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」において、ワイヤレスで給電可能なEVの走行中ワイヤレス給電システムと都市全体へのエネルギーマネジメントシステムの技術開発に関する助成事業に取り組んできました。

【エネルギーマネジメントシステムのイメージ図】

走行しながらの給電を可能とすることで、走行距離の延長と充電の利便性向上を目指す。また、EVと電力系統を接続することで、再生可能エネルギーによる余剰電気を有効活用する

2024年で本助成事業は完了し、現在は研究成果を事業化すべく検討を進めています。実用化を見据えた制度整備の確認に加えて、本事業で確立した道路埋設などの要素技術やグリーンイノベーション基金の助成を受けて研究開発した技術を組み合わせ、2025年4月からは大阪・関西万博会場で走行中ワイヤレス給電やエネルギーマネジメントシステムの有効性を実証する予定です。

大林組は、今後もパートナー企業と共に、新たな価値創造やカーボンニュートラル実現に貢献していきます。