高校生ら約40人が建設業10工種を体験!「第2回けんせつ職業体験フェスタ」を開催

サステナビリティ

2025年3月11日、大林組林友会教育訓練校(埼玉県八潮市)において、「第2回けんせつ職業体験フェスタ」を開催しました。このイベントは、参加者がさまざまな工種の作業を体験し、建設現場で行われる仕事の面白さややりがいを知ることで、将来の選択肢を広げることを目的に、2024年から開催しているものです。

イベント会場の大林組林友会教育訓練校は、昨今の建設技能者不足を背景に、大林組と、大林組の協力会社で組織される大林組林友会が2014年に設立した施設で、協力会社で働く建設技能者の育成と後続世代への技能伝承を行っています。

今回は、大林組東京林友会が主体となり、大林組が協力する形で開催し、東京都立総合工科高等学校(東京都世田谷区)の2年生31人と自衛官7人の計38人が参加しました。参加者は、大林組の建設現場で活躍する技能者の指導のもと、ものづくりの楽しさを知り、建設現場の仕事への理解を深めました。

セメントやモルタルなどの左官材料を用いて、壁の仕上げを体験する高校生(左官)

イベントでは、前回の開催で得られた知見や参加者からの意見を踏まえ、協力会社36社による全10工種(※1)の技能体験に加え、仮設材リース会社による足場組み立てのVR擬似体験や、大林グループで木工事を中心に手がける内外テクノスによる造作工事の紹介などを行いました。

  • ※1 体験した10工種
    とび、鉄筋、型枠、溶接、解体・斫り(はつり)、軽鉄・ボード、左官、塗装、美装(クリーニング)、シール

参加者は、4人程度の班に分かれ、各ブースを順番に回りました。建設現場の最前線で活躍する優秀な技能者の指導のもと、普段触れることのない道具や材料を用い、真剣な表情で現場の仕事を学びました。

  • ローラーを使用して壁に塗料を塗る体験(塗装)

  • 窓のクリーニングを体験(美装)

参加者の感想

  • きつい、汚いというイメージがあったが、実際に作業を体験し、職人さんと話すことで、クリーンで楽しい職場という印象に変わった
  • 建設に関する職種を知ることができ、仕事を進める上でさまざまな創意工夫がなされていることを知った
  • 鉄筋を自動で結束してくれる機械があることに驚いた。機械は少し重かったが、作業効率が格段に上がり、素晴らしかった
第1回けんせつ職業体験フェスタの様子(動画再生時間:3分15秒)

大林組は、全国各地の大林組林友会と連携を強化し、入職者の拡大や建設現場の環境改善に取り組み、建設業界の活性化に努めていきます。