世界最大級の国際デザインコンペティション「A' Design Award」でゴールド賞、シルバー賞を受賞

サステナビリティ

イタリアで開催された世界最大級の国際デザインコンペティション「A' Design Award & Competition(エーダッシュデザインアワード&コンペティション) 2024-2025」の「Architecture, Building and Structure Design」部門において、大林組が設計施工を手がけた「ヤマハ本社22号館」がゴールド賞を、「横浜シンフォステージ」と「パークウェルステイト西麻布」がシルバー賞を受賞しました。

「A' Design Award & Competition」は、建築・インテリアをはじめ、プロダクト、グラフィックなど100以上の部門で構成される国際的なデザイン賞で、毎年世界各国から数万件の応募が寄せられています。各分野の第一線で活躍する専門家による厳正な審査により、優秀な作品から順にプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、アイアンの賞が授与されます。

ゴールド賞

ヤマハ本社22号館

グランドピアノを模して大きく張り出した低層部により、開発棟や生産管理棟などの既存建物を効率的に連結しながら、個性的な外観を創出(©エスエス)

静岡県浜松市に位置し、世界有数の楽器メーカーであるヤマハの地上12階建てのオフィス棟です。2007年から進められてきたヤマハ本社事業所再編計画の集大成として、2024年に完成しました。以前は分散していたオフィス機能を集約させ、社員の交流を深めるとともに、部門間のつながりを強化しました。

低層部には2層吹き抜けのダイナミックなピロティ空間や車寄せがあり、その上部は開放的な屋外テラスとなっています。高層部は垂直に伸び上がり、ヤマハブランドを発信する事業所のシンボル、さらには地域のランドマークとなることを目指しました。

2層吹き抜けのエントランスホール(©エスエス)

シルバー賞

横浜シンフォステージ

外部空間に整備された広場では、音楽イベントをはじめとしたさまざまなイベントが開催される(©エスエス)

神奈川県・横浜みなとみらいエリアに完成した、オフィス・商業施設・ホテル・店舗などで構成される大規模複合施設です。建物の完成とともに、分断されていた横浜駅とみなとみらい駅間の歩行者動線をつなぎ、みなとみらいエリアに新たな人の流れをつくり出しました。

広場では、日射や風、歩行者動線などのシミュレーションを行い、オフィスでは、空調や照明効率を最適化する外装計画を採用。快適性だけでなく環境負荷軽減も実現しました。

日射と風をコントロールする大屋根下は開放的な屋外広場となっている(©エスエス)

シルバー賞

パークウェルステイト西麻布

パークウェルステイト西麻布の敷地内に設けられた「青翠(せいすい)の池」(©エスエス)

シニアの方々が健康で元気なうちに住み始め、充実したサービスにより人生を謳歌することを目指して、2024年に東京都港区に誕生した、36階建ての高齢者向けレジデンスです。

外観は街並みと調和が取れた品格のある構えとし、ライブラリー、スパ、ダイニングなど、入居者の生活を豊かにする共用施設を建物内に分散配置し、多様な過ごし方のできる空間としました。

敷地内で多くの時間を過ごす入居者が、緑、水、風といった自然を感じながら快適に過ごせる住環境を実現しました。

高台にある敷地内には緑豊かな環境が広がる(©エスエス)

大林組はこれからも、心地よさや豊かさをもたらす優れたデザインの建築物を提供し、より良い社会の実現に貢献してまいります。