プレキャスト床版の接合

スリムファスナー®

超高強度繊維補強コンクリートを用いてプレキャスト床版を速やかに接合します

スリムファスナーとは?

プレキャスト床版の接合部に超高強度繊維補強コンクリート(UFC)を用いて、耐久性を向上させながらスピーディーに施工できるプレキャスト床版の接合工法です。 接合部の間詰め材には、大林組が開発した常温硬化型のUFC「スリムクリート®」を使用し、熱養生なしで高い強度を発揮します。橋軸直角方向鉄筋も不要にできるため、迅速な施工が可能です。

お客様のメリット

生産性が向上し、工期短縮が可能です

  • 超高強度のスリムクリートを間詰め材として使うため、橋軸直角方向鉄筋が不要です。接合幅も従来の約50%まで狭くでき、埋設型枠を支保工兼用で使用することができます。
  • 鉄筋や型枠組み立て作業が減ることで、生産性が向上し、接合工の作業日数を最大で50%短縮できます。

維持管理費用を節約できます

  • 高耐久性で、緻密なスリムクリートの使用により、塩化物イオンなどの有害物質が内部に侵入しません。また、凹凸のあるマルチせん断キーを用いることで床版との付着強度が向上します。スリムクリート自体のひび割れ抵抗性が高く、接合部に目開きやひび割れが生じないため維持管理費を縮減できます。

最適な床版厚とすることができます

  • ループ継手工法のように、接合部内の鉄筋加工形状によって床版厚を決める必要がないため、最適な床版厚で施工できます。

幅広く適用できます

  • 鉄道橋やシールドトンネル内の道路、鉄道の床版などに幅広く適用できます。また一般のプレキャスト部材の接合にも適用可能です。
  • 床版の剛性を考慮することで、従来の接合方法では適用が難しかった合成桁構造にも適用できます。
輪荷重載荷試験による検証

【実績・適用例】

  • 輪荷重載荷試験を含む各種の性能確認試験により、安全性を確認しています。

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