底泥処理技術
環境に優しい底泥処理システム
真空圧密工法を利用し、原位置で底泥の減容化および地盤強度の増加を図ります
環境に優しい底泥処理システムとは?
浚渫(しゅんせつ)や固化処理に替わる底泥処理工法として、原位置で真空圧を利用して池底に堆積している底泥の減容化および地盤強度の増加を図る工法です。
真空圧密工法は、従来陸上部の地盤改良工法として用いられていますが、水平ドレーン材の仕様や構造、気密シートの端部処理方法を研究・開発し、水面下での適用を可能にしました。
本工法は、第3回国土技術開発賞を受賞しています。

お客様のメリット
掘削土の処分が不要です
- 浚渫を行わず、原位置で底泥を処理するため、掘削土砂の処分地を確保する必要がありません。
環境に優しく底泥が処理できます
- 大型の施工機械を用いず、地盤を乱さないで施工するため、浮泥の舞い上がりによる水質汚濁や臭気がほとんど発生しません。
- 施工時の振動・騒音がほとんど発生しないため、周辺環境や動植物に与える影響が少ない工法です。
狭いスペースでの施工が可能です
- 常時使用する施工機械は真空ポンプなどの小型の施工機械であるため、施工機械を搬入するための運搬路の整備や広大な作業スペースを必要としません。
原位置で底泥を封じ込めます
- 富栄養化した底泥を場外に搬出することなく、原位置で封じ込めることができます。
貯水池などの延命化が図れます
- 底泥の沈下・減容化により、貯水容量や治水能力の増加が図れます。
【実績・適用例】
- 一級河川飯沼川改修工事に係る浚渫工事(茨城県)
- 淀川左岸線基盤整備(その1)試験工事(阪神高速道路公団)



