延伸コンベヤ駆動装置
ノンカットドライブ™
ベルト切断が不要となり、工期短縮と現場の生産性向上を実現
ノンカットドライブとは？
ノンカットドライブとは、トンネルでの土砂搬出用ベルトコンベアのベルト延伸時にベルト切断が不要となる技術です。従来ベルトを切断し再度加硫（かりゅう）する手間が必要な延伸コンベヤ（※1）のブースタードライブ（※2）において、一対のタンデムプーリー（※3）を片持ち構造のままベルトを挟むようにスライドさせ設置し、プーリー支持台座ごと回転させてベルトを巻き付ける新型ブースタードライブです。ノンカットドライブにより、作業中断期間を最小限にできます。
お客様のメリット
設置日数を約6割短縮
- 本装置の適用により設置工数が過去の実績では11日間必要でしたが、試験施工では4日間に短縮でき、1基当たり7日間（63%）の工期短縮が図れます。延べ労働人員数は63%の省人化が見込める上、ベルト加硫が不要となることで、今後確保が難しくなる特殊技能工手配に伴う遅延防止が図れるなど、生産性向上にも寄与します。
- 設置作業工程を前半・後半2日間ずつに分割し、土日などの機械設備のメンテナス日を活用することで、更なる工期短縮と生産性向上が見込めるほか、非現場常駐作業者により施工を行うなどの工夫で4週8休の実現にも寄与します。
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従来工法との工数比較
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ノンカットドライブ設置の全体進捗イメージ
設置費用を約3割削減
- 同じ条件のブースタードライブを新型ブースタードライブに改造する場合、追加改造費に対して圧縮できる労務費や機械損料が大きくなり、トンネル径にもよりますが、従来型のブースタードライブ比で1基当たり約30%（当社試算）のコスト縮減効果が見込めます。
【実績・適用例】
- 2025年現場導入予定 1件
- ※1 延伸コンベヤ
トンネル工事などに使用される、進行に合わせてコンベヤを延伸することができるベルトコンベヤ
- ※2 ブースタードライブ
土砂搬送距離が長くなるとベルト張力が不足するため、延伸コンベヤの中間部に設置することでベルト張力を補うための駆動装置
- ※3 タンデムプーリー
ブースタードライブの内、ベルトに駆動動力を伝達する2本の駆動ローラー
