大林財団が奨学生採択決定通知書授与式を開催

第12期奨学生として選ばれた一人ひとりに理事長の大林剛郎から採択決定通知書が手渡されました

2023年8月23日、公益財団法人大林財団(※1)(理事長:大林剛郎〔大林組 取締役会長 兼 取締役会議長〕)は、2023年度の奨学生採択決定通知書授与式を開催しました。

大林財団では、都市に関する諸問題の解決に貢献した方への顕彰事業、都市研究や研究者、アーティストへの助成事業とともに、2012年から大学生への奨学事業を行っており、今年で12回目を迎えます。

奨学事業では、各大学での学術研究の振興と青少年の健全な育成に寄与することを目的に、将来、都市関連分野の仕事や研究に従事しようとしているが、経済的な理由で就学が困難な学生や留学生を対象に奨学金を給付しています。

奨学生に向けて祝辞を述べる理事長の大林剛郎

今年度は、国内12の指定大学から人物、学業などに優れている大学2年生16人を選定しました。奨学生には、今年度4月から4年生の3月まで、月額5万円が給付されます。

理事長の大林剛郎は、都市に関する研究や活動をサポートする財団の取り組みや、制作助成事業の採択者であるイム・ミヌク氏を紹介。さまざまな分野で活躍する人々を伝えるとともに、学業に励む中で都市とのかかわりについて考えてほしいと祝辞を述べました。

奨学生選考委員長の大西隆氏(東京大学名誉教授)からは「専門分野を学び、他分野を学ぶ仲間と交流することで、地球温暖化・沸騰化への適応策、緩和策を模索するなど社会に有意なことをなす人材に育ってほしい」とお祝いの言葉が贈られました。

大林財団は今後も、国内、海外の都市研究を支援するとともに奨学制度の充実に努めてまいります。

  • ※1 公益財団法人大林財団
    都市に関する学術研究を助成し、わが国の学術研究の振興を図ることを目的に、1998年9月に設立されました