大林組技術研究所で女子中高生を招いて
「夏のリコチャレ2023」見学会を開催

3Dプリンターによる建物「3dpod」内部の見学では見て、触って、実感するなど、未来の建築に興味津々でした

2023年8月29日に大林組技術研究所(東京都清瀬市)において、リコチャレ2023「建設技術の最先端を体験しよう!」を開催し、女子中高生とその保護者計16人が参加しました。

リコチャレは、女性活躍推進法の一環で、内閣府・文部科学省・日本経済団体連合会が共同で進めているもので、理工系分野に興味がある女子中高生が、将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援する取り組みです。

当日は技術研究の最先端である研究施設の見学を行うとともに、女性研究員が日頃の研究内容を紹介しました。参加者は、本館テクノステーション オープンラボ2 、2023年3月に完成した国内初の国土交通大臣認定を取得した3Dプリンター実証棟「3dpod™」などさまざまな施設を見学しました。

3dpodでは、3Dプリンターの特長を活かした複雑な局面、繭のような有機的な形状の建物を内部から見学。従来の建設方法では実現できない空間を体験しました。

オープンラボ2では、IoT・AIといったデジタル技術を活用した自動化・ロボット化が建設業で進んでいる説明を受け、建設機械の遠隔操縦も疑似体験しました。さらに研究紹介では、シミュレーションゲームをしながらグリーンインフラを計画するなど最先端の建設技術を学びました。

見学後の質疑応答では、女性研究員の学生時代の話や理工系をめざした経緯などを聞き、将来に向けて活発な意見交換を行いました。

遠隔操縦用シミュレーターで、建設DXの現場を体験
グリーンインフラで自然を活かすまちづくりに挑戦  

参加者の感想

  • 研究所には多くの女性が働いていて、建設業への印象が変わった
  • 自分のやりたいことを仕事にしていてかっこいいと思った。自分もしっかり考えようと思った
  • 将来、男女平等に働ける場所で自分も活躍したい
  • 文系進学を考えているが、今まで全く視野になかった建設業という分野に初めて興味がわいた
  • 仕事と家事や子育てを両立しながら、意欲的かつ楽しそうに働いている研究員の姿を見て、自分も頑張ろうと力づけられた

大林組では、企業を支えるのは社員一人ひとりの力であるとの考え方に基づき、多様な人材が活躍できる職場づくりを推進しています。今後も活き活きと働く姿を伝えることで、子どもたちに夢を持って建設業をめざしてもらえるような機会づくりに努めてまいります。

無響室ではあらゆる方向から聞こえる立体的な音を体感