発展の時代

1947年(昭和22年)

通勤・通学時の都電は鈴なり

通勤・通学時の都電は鈴なり

この年

日本国憲法が施行され、労働基準法や独占禁止法、職業安定法など産業や経済の枠組みを規定する法制が整えられた。一方で大林組は、工事量の極端な減少や、膨れ上がる社員の引揚げ者、資材や労務費用の急騰による赤字の累積、そして金融の逼迫などに直面し、大きな危機を迎えていた。

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  • 通勤・通学時の都電は鈴なり

1947年の大林組

1月
日東製粉名古屋工場竣工
1月
進駐軍第933部隊兵舎竣工
2月
蒲郡および三河大島休養施設竣工
3月
石川島芝浦タービン鶴見工場(復旧)竣工
6月
京浜国道修築竣工
6月
進駐軍本牧家族住宅竣工
6月
大阪支店開設
7月
三菱本館設営竣工
8月
中部日本新聞社増築竣工
11月
米軍第9軍団第172病院および兵舎竣工

 

社会の出来事

3月
教育基本法・学校教育法公布
4月
第1回参院選
5月
日本国憲法施行
9月
キャスリーン台風、関東地方に大水害をもたらす
10月
関税および貿易に関する一般協定(GATT)調印

建設業界の動き

3月
日本建設工業会設立
4月
労働基準法、独占禁止法公布
9月
労働省、特別調達庁設置
10月
労働安全衛生規則、事業附属寄宿舎規程制定
12月
日本建設工業会、GHQから閉鎖機関に指定される