秋田県秋田港および能代港における洋上風力発電プロジェクトの実施、および融資契約の締結について
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プレスリリース
株式会社大林組は、2016年7月に出資した特別目的会社「秋田洋上風力発電株式会社」(以下、AOW)を通じ、丸紅株式会社、東北自然エネルギー株式会社、コスモエコパワー株式会社、関西電力株式会社、中部電力株式会社、株式会社秋田銀行、大森建設株式会社、株式会社沢木組、協和石油株式会社、株式会社加藤建設、株式会社寒風および三共株式会社と共同で、秋田県秋田港および能代港において、日本国内で初の商業ベースでの大型洋上風力発電事業となる着床式洋上風力発電所および陸上送変電設備(以下、洋上風力発電所)の建設・保守・運転を行うプロジェクト(以下、本プロジェクト)を実施することを決定し、本日、本プロジェクトに関わる融資契約を締結(以下、本融資)しました。
本融資は、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行が共同主幹事行となり、国内外の金融機関による協調融資で組成されるプロジェクトファイナンスです。
大林組は、秋田県が県内の再生可能エネルギーの導入拡大および産業振興を目的として実施した「秋田港および能代港における洋上風力発電事業者の公募」で事業者として選定された丸紅が2016年4月に設立したAOWに出資参画しました。その後、AOWが開発可能性調査を実施した結果、今般事業化決定に至ったものです。
本プロジェクトは、発電容量約14万kWの洋上風力発電所を建設・保守・運転し、完工後20年間にわたり再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき東北電力株式会社に売電するものです。2020年2月中に陸上送変電部分の着工を予定しており、2022年の商業運転開始をめざします。操業中は、能代港を拠点として保守・運転を行う予定です。
大林組は、2019年6月に発表した「Obayashi Sustainability Vision 2050」に基づきESG経営を推進しており、環境では世界の気候変動対策への取り組みとして、今後も地域の皆様のご理解とご協力を頂きながら積極的に再生可能エネルギー発電事業に取り組んでいきます。
本プロジェクト概要
事業会社 | 秋田洋上風力発電株式会社(代表者:代表取締役社長 岡垣啓司) |
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所在地 | 秋田県秋田市、能代市(港湾区域を含む) |
発電容量 | 約14万kW |
総事業費 | 約1,000億円 |
発電形態 | 着床式洋上風力 |
売電先 | 東北電力株式会社 |
運転開始 | 2022年(予定) |
売電期間 | 20年間 |
【所在地地図】
以上
この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室 広報第一課
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