ICONIC AWARDS 2021で奈良県コンベンションセンター、理研計器開発センター&生産センターが受賞

サステナビリティ

大林組が設計施工した奈良県コンベンションセンター、理研計器開発センター&生産センターが、「ICONIC AWARDS 2021」を受賞しました。

ICONIC AWARDSは、ドイツデザイン評議会が主催する国際的なデザイン賞で、建築を取り巻くすべてのデザインを包括的に評価するものです。建築、インテリア、プロダクト、コミュニケーション、コンセプトの5つの部門ごとに受賞作品が選出され、優秀な作品から順に「Best of Best」「Winner」「Selection」が授与されます。今回、建築部門(Innovative Architecture)で、奈良県コンベンションセンターがWinnerを、理研計器開発センター&生産センターがSelectionを受賞しました。

また、横断的な部門として、建築、インテリア、プロダクトの3部門のエントリーの中から革新的な素材の使用を評価するマテリアル部門(Innovative Material)の選出も行われ、奈良県コンベンションセンターがSelectionを受賞しました。

  

Innovative Architecture - Winner、Innovative Material - Selection

奈良県コンベンションセンター

奈良県産の吉野杉を大屋根に用いた天平広場。演出用照明が備えられており、マルシェや野外イベントなどにも活用される

奈良県コンベンションセンター(奈良県奈良市)は、世界遺産に囲まれた古都・奈良の中心地に、2020年4月にオープンした地下2階、地上2階建ての建物です。大会議場や観光案内施設、県産品の販売店舗、飲食店舗などの多様な施設を備えた奈良県最大の観光・交流拠点となっています。

外装は天平文化をデザインのテーマとし、寺社に見られる軒の水平線を強調したシルエットや回廊を想起させる列柱、東大寺正倉院の校倉造(あぜくらづくり)を想起させる外壁を設けました。天平広場やバスターミナルの格子梁などに吉野杉を多く用いるとともに、奈良サラシや大和蚊帳といった奈良らしさを代表する素材をデザインに活かしています。

施設内においても無垢材やスライス材といった建築仕上材や扉の引き手などに県産木材を活用した(撮影:ヴィブラフォト 浅田美浩)

Innovative Architecture - Selection

理研計器開発センター&生産センター

生産センター(2020年6月竣工)。L型フレームによって開発センターのイメージを踏襲し、敷地全体でデザインの統一を図る

産業用ガス検知器メーカー「理研計器」が開発・製造拠点として整備した開発センター(埼玉県春日部市)に隣接して、国内に点在する生産拠点を集約した生産センターを建設し、研究開発と生産を一体化した拠点づくりを行いました。

開発と生産の部門間の連携を強化するため両センターを渡り廊下で接続し、アクセスを容易にしました。植栽されたテラスや緑に面したラウンジが、社員同士のコミュニケーションを促し、知的生産性を高めています。開発と生産のシームレスな連携を建築で実現し、効率的かつスピーディに時代を切り拓くものづくりの拠点を創出しました。

開発センター(2014年9月竣工)。アメニティ空間としての食堂や屋上テラスなども設置。外装に多様な素材を活用し、存在感あるファサードを形成した(撮影:ナカサアンドパートナーズ 山本慶太)

大林組はこれからも、心地よさや豊かさをもたらす優れたデザインの建築物を提供し、より良い社会の実現に貢献してまいります。