理研計器開発センター&生産センターが国際デザイン賞「German Design Award」を受賞

ドイツ、イタリア、イギリスのデザイン賞4冠を獲得しました

サステナビリティ

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開発センター(左)と生産センター(右)は屋根と壁をL型につないで構成することでデザインを統一(撮影:ナカサアンドパートナーズ 山本慶太)

大林組が設計施工した「理研計器開発センター&生産センター」が、ドイツのデザイン賞「German Design Award 2022」のエクセレントアーキテクチャ部門で特別賞を受賞しました。

German Design Awardは、ドイツデザイン評議会(1953年設立)が主催する権威あるデザイン賞です。世界各国のデザイン賞を受賞し、優れたデザインと評価された作品の中から評議会の推薦を受けた作品のみがノミネートされるもので、「賞の中の賞」と言われています。理研計器開発センター&生産センターはこのほか、ドイツのICONIC AWARDS 2021、イタリアのA' Design Award & Competition 2020-2021、イギリスのWorld Architecture Festival 2021も受賞しており、国際デザイン賞4冠獲得を達成しています。

産業用ガス検知器メーカーの「理研計器」は2014年、東京都板橋区にあった開発・製造拠点を埼玉県春日部市に移転し、開発センターとして整備しました。さらに2020年、同じ敷地内に、国内に点在する生産拠点を集約した生産センターを整備。研究開発・生産拠点の一体化を図りました。

今回の受賞では、異なる構造形式の両センターを渡り廊下で接続し、開発と生産の連携を強化したこと、働く人の知的生産性を高める空間・デザインの提供により、効率的かつスピーディに時代を切り拓くものづくりの拠点を建築で実現したことなどが評価されました。

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    両センターの3階に自然を感じられる緑地テラスを設置。社員の交流を促進させることで、知的生産性の向上を図っている(撮影:エスエス東京 走出直道)

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    内装の色彩・色温度を対比的に計画。集中する生産エリアには落ち着いた白色、共用部には活動的なオレンジ色を採用し、オン・オフの切り替えを促している(撮影:エスエス東京 走出直道)

理研計器開発センター&生産センター 主な受賞概要

  • German Design Awards 2022 in the category Excellent Architecture - Architecture Special Mention
    (ドイツデザイン賞 2020 エクセレントアーキテクチャ部門 特別賞)
  • ICONIC AWARDS 2021 Innovative Architecture - Selection
    (アイコニック アワード 2021 アーキテクチャ部門 入賞)
  • A' Design Award & Competition 2020-2021 Architecture, Building and Structure Design BRONZE A' design Award
    (エーダッシュデザインアワード&コンペティション 2020-2021 建築デザイン部門 ブロンズ賞)
  • World Architecture Festival 2021 Finalist
    (ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル 2021 ファイナリスト)

大林組はこれからも、心地よさ、働きやすさを実現するデザインを追求するとともに、地域社会に呼応する優れた建築物を提供してまいります。