第8回女性技術者育成功労賞を受賞

女性土木技術者のロールモデル・メンターとしての活躍が評価

サステナビリティ

8月10日、大林組は、一般社団法人技術同友会が主催する第8回女性技術者育成功労賞(内閣府男女共同参画局、経済産業省、厚生労働省、国土交通省 後援)を受賞しました。第8回となった今回は、女性技術者の育成・採用・登用を促進するために、企業にとどまらず大学からも応募を募り、多数の応募の中から13件が表彰されました。

2014年に設立された同賞は、具体的な成功事例を顕彰することで多くの企業・団体にロールモデルや育成ノウハウを提供することを目的とし、顕著な成果を上げた個人(男女を問わず)を表彰しています。

今回受賞した大林組土木本部の部長 大西陽子は、大林組において海外での女性土木技術者第1号となった社員です。台湾の工事現場勤務を経験し、その後、育児期間中も家族とともにインドネシアへ赴任しました。

インドネシアでは高架橋建設現場の工事長として3年、工事全体を監理する所長として1年勤務。女性土木技術者のロールモデルとなり、女性技術者の可能性を広げてきました。

海外勤務時には現地の女性スタッフに勉強会や技術的な指導も行いました。育児中の女性技術者に成長につながる業務を与えながら、個人の事情も含めた対話重視の育成を行うなど、メンター的存在としての活躍も評価されて今回の受賞に至りました。

女性土木技術者のロールモデル・メンター的存在として「背中を押す」役割を社内で担い、講演会への登壇や業界誌への寄稿など、建設業界内での女性活躍のための活動にも積極的に取り組んでいます

大林組では、2021年4月に「女性活躍推進法に基づく行動計画」を策定し、2024年までに女性役職者および技術系女性社員の比率を12%とすることを目標に掲げています。

2017年から2021年の5年間において、技術系女性社員は606人(9.0%)から724人(10.1%)に増加しており、今後も、仕事と家庭を両立しながら安心して働くことができる職場環境の整備と、女性が活躍する機会の拡大を推進していきます。

大林組の技術系女性社員数・比率の推移と目標

これからも大林組は、「多様な人材が個性と能力を活かして、やりがいを持って働くことのできる職場環境をつくるとともに、働く人の安全と健康の確保に努めます」という企業行動規範のもと、社員一人ひとりが活躍できる環境づくりを推進し、社員が自ら能力を発揮して健康で活き活きと誇りを持って働ける会社でありたいと考えています。