大林組は創業133年を迎えました

会社情報

1892(明治25)年1月25日、大林組は、土木建築請負業「大林店」として大阪の地で誕生し、今年で133年目を迎えました。明治、大正、昭和、平成、そして令和。どんなに時代が変わろうとも、お客様や社会に真摯に向き合うことで培ってきた「ものづくり」の精神は、脈々と受け継がれています。大林組は「ものづくり」でさまざまな社会のニーズにお応えしてきました。

今から約70年前、戦後の国土復興と産業の再開に必要なエネルギー需要に対応するため、発電所の建設が急務とされました。大林組はこの時期、さまざまな新工法の導入や技術開発を進める中、機械化工法で北海道・糠平(ぬかびら)ダムの建設に挑みました。

1953(昭和28)年に着工した糠平ダムは、当時最高水準の国産大型機械や前例のないコンクリート養生方法を採用することで、寒地での短期施工を実現。これまでの常識を超えた施工技術の導入により、着工から3年後の1956年に完成させました。

十勝川水系開発の根幹をなした糠平ダム。運転開始から北海道内の電力安定供給に貢献していることが評価され2021年に選奨土木遺産に認定

現在、大林組は、生産性や安全性の飛躍的な向上に向けて、建設の自動化や自律化技術の開発に挑んでいます。2023年に完成した川上ダムの工事では、建設現場でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、クレーンの自律運転やデジタルツインによる管理といった従来の枠を超え、新たな建設のかたちを築きました。

大林組はこれからも「ものづくり」の技術と知見を時代に合わせて発展させ、「つくるを拓く」を実践することで、人々の暮らしを豊かで持続可能なものとするよう努めてまいります。