BIM

BIM一貫利用による全体最適の追及

BIM(Building Information Modeling)とは、建設プロジェクトの設計から、施工、運営にいたるまで全ての段階で情報を効果的に管理するためのデジタル技術です。大林組はBIMの一貫利用により、建設プロセスのさらなる効率化と品質向上をめざしています。

大林組のBIM活用の特徴

意匠、構造、設備各分野の設計情報を一つのBIMモデルに統合した「ワンモデル」によるBIM

大林組では、「ワンモデル」によるBIM運用を行っており、各分野でのモデル相互利用やステークホルダー間での最新情報の共有を円滑に行っています。

大林組の「Smart BIM Standard」(SBS)によりBIMモデリングツールを標準化し、社内運用を行うとともに、2023年からは社外にも公開しています。さらに、ビジュアルプロジェクト管理システム「プロミエ」を開発し、BIMモデルを活用した工事進捗管理や出来高算出、情報管理の一元化などの機能を提供しています。

2022年6月には、BSIグループジャパン(英国規格協会)からISO 19650に基づく「設計と建設のためのBIM BSI Kitemark(カイトマーク)」 の認証を取得し、国際規格に基づいた情報マネジメントを実践しています。

BIMの一貫利用への展望

大林組はデジタル技術・BIM技術を従来業務に適用するだけではなく、データを基盤とした業務の変革をめざしています。BIMモデルから実際のプロジェクトで得られる生産情報を経営判断の基となる経営情報に融合させることを意図した枠組みの構築に取り組んでいます。

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