株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、高炉スラグ微粉末などを用い、通常のコンクリートに比べ、CO2排出量を大幅に削減できる低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」を、グランドプリンスホテル赤坂跡地の開発計画(紀尾井町プロジェクト)の「住宅棟」に適用しました。
紀尾井町プロジェクトは、株式会社西武プロパティーズ(本社:埼玉県所沢市、社長:安藤博雄)が事業主となり、東京都の指定有形文化財である旧グランドプリンスホテル赤坂旧館を保存しつつ、オフィス・ホテル・商業施設からなる「オフィス・ホテル棟」と賃貸住宅である「住宅棟」を建設する大規模開発工事です。
「環境」「防災」「施設スペック」の充実を図り、長期的に利用されるサステナブル(持続可能)な魅力溢れる施設の整備が特色とされており、環境配慮の観点から、大林組が開発した低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」が住宅棟の基礎に採用されました。大規模開発工事における初適用事例となることに加え、これまでの自社施設や民間施設などへの適用事例を上回る約6,000m³の数量を使用します。
今回の「クリーンクリート」の適用の概要は以下のとおりです。
- 工事概要
工事名称
(仮称)紀尾井町計画住宅棟新築工事(住戸:5~24階 135戸)
施工場所
東京都千代田区紀尾井町1-2
階数・高さ
地上24階(紀尾井町通りから)、高さ約90m(プリンス通りから)
構造
高強度鉄筋コンクリート造(免震構造)
発注者
株式会社西武プロパティーズ
設計・監理
株式会社日建設計
施工
西武・大林・前田建設共同企業体
- 適用部位と数量
基礎(約6,000m³)(予定)
- CO2削減量
本工事でのクリーンクリートのCO2排出量は約90kg/m³(一例として呼び強度33)通常のコンクリートを使用した場合と比較して、約68%のCO2削減
- 適用時期
2014年4月~2014年8月末(予定)
以上
この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
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