機関投資家・アナリスト向け見学会を大林組技術研究所にて開催

「つくるを拓く」研究所で最先端の研究開発を紹介しました

株主・投資家情報

見学会参加者の様子
多様な気流をつくり出すマルチファン風洞装置と竜巻やダウンバーストを発生させる装置を組み合わせた世界初の装置で、建物への影響を説明

大林組は、機関投資家や証券アナリストの皆様に業績や事業活動などへの理解を深めていただくため、決算説明会や個別ミーティング、事業説明会や現場見学会などを定期的に行っています。9月5日、機関投資家やアナリスト8名を招き、大林組の技術研究所(東京都清瀬市)にて見学会を実施しました。

技術研究所は1965年の開設以来、大林組の技術開発の中核組織としてその時々に必要とされる技術を創出、実証し、確かなものとして社会へ提供してきました。その中核施設である本館テクノステーションは、2014年度から8年連続でZEBを達成している環境に配慮したオフィスであるだけでなく、ウェルネスの観点からも先進的な建築物と評価されており、日本で初めてとなるWELL Building Standard(WELL認証)のGOLDランクを取得しています。

当日は実際にワークプレイスを見学してもらうとともに、地下にあるスーパーアクティブ制震システム「ラピュタ®2D」についても紹介しました。

また、2021年10月に完成した、木造屋根や低炭素型コンクリートを使用した「技術のショールーム」けやきテラスでは、除菌ができるマルチミストを紹介。環境工学実験棟では、国内でもまれな竜巻発生装置を動かし、竜巻の予測シミュレーション風景や、データ分析・解析の方法や、気候変動を考慮した街づくりなどを研究員が説明しました。そのほか、参加者は3Dプリンターの実証実験現場や、重機の遠隔操縦、振動体験装置などを見学しました。

参加者は各施設で研究員にさまざまな質問を行うとともに、技術研究所長に今後重点的に取り組むべきテーマを質問するなど、中期経営計画2022にて掲げるカーボンニュートラルとウェルビーイングをビジネス機会に変えていく技術開発の取り組みに高い関心を寄せていました。

医療現場や研究施設に導入しているマルチミストの噴霧を体感
スーパーアクティブ制震システム「ラピュタ2D」を囲む見学者

大林組は、今後も株主・投資家の皆様をはじめとするすべてのステークホルダーとの建設的な対話や情報開示の充実に努めてまいります。