大分県九重町で製造したグリーン水素を大林道路の水素利用実証に供給

大林グループ全体で水素の利活用を推進しカーボンニュートラルに貢献します

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、大林グループ全体で事業活動からの温室効果ガス排出を削減する取り組みの一つとして、大林組が大分県玖珠郡九重町で製造するグリーン水素を、大林道路株式会社(本社:東京都千代田区、社長:黒川修治)が佐賀県で実証するアスファルトプラントの水素混焼バーナに供給します。

アスファルトプラントにおける水素混焼バーナの燃焼実証実験開始(大林道路ウェブサイト)

大林組のグリーン水素製造プラント

大林グループは環境経営を推進しており、2030年度までの温室効果ガス排出削減目標のうち、事業活動からの排出を含むScope1+2において、2019年度比46.2%削減を掲げています(2022年10月にSBT認証取得済み)。

2022年度は2019年度比12.6%の削減達成を見込むなど対応を進めている一方で、目標達成のために、建設現場におけるGTLなど軽油代替燃料の導入だけではなく、イノベーションを活用した次世代燃料への転換に取り組んでいます。

大林組は、2021年7月に稼働を開始した九重町のグリーン水素製造プラントで、プラントの運転・保守、品質管理のノウハウ蓄積、搬送管理システムの改良などを行いながら、地熱由来のグリーン水素約800kgを九州各地に供給してきました。

一方、大林道路では、道路舗装に必要なアスファルトの材料(アスファルト混合物)の製造過程で使用する燃焼バーナの燃料として、従来使用している都市ガスに水素を混ぜることで、CO2排出量を削減する実証を開始します。

今般、大林道路の実証で利用する水素に、大林組が製造するグリーン水素を供給することで、水素の利用先を熱需要分野にも拡大し、大林グループ全体でカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速させます。

以上

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大林組 コーポレート・コミュニケーション室広報課
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