木材製造販売会社の株式会社サイプレス・スナダヤとの資本提携について
サプライチェーンの強化により、“もく”(木)の新しい領域を拓きます
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プレスリリース
株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、木材製造販売を手掛ける株式会社サイプレス・スナダヤ(本社:愛媛県西条市、社長:砂田和之)と資本提携を行い、同社を連結子会社化しました。
大林組は、Obayashi Sustainability Vision2050を策定し、「脱炭素」、「価値ある空間・サービスの提供」、「サステナブル・サプライチェーンの共創」を目指しており、その実現のための施策として、木造木質化建築における川上から川下までのサプライチェーン全体を持続可能で最適なものとする循環型ビジネスモデルCircular Timber Construction®(※1)を掲げ、大規模建築のノウハウを最大限に活かした非住宅木造木質化建築に取り組んでいます。
非住宅分野における木造建築は、一般的に在来工法と比較してコスト高が大きな課題であり、サプライチェーンの整備による木材供給の効率化・安定化と技術開発の進展により、コスト面での競争力強化を推進させる必要があります。
サイプレス・スナダヤは、国産ヒノキ材製品製造会社の最大手で、国内では数少ない原木から製品への一貫生産が可能な大型機械設備を保有し、高い加工技術、大規模生産能力および価格競争力を有しています。
また、新たなエンジニアードウッドとして注目されるCLT(※2)については、国内最大の原板(幅3m×長さ12m)を製造できる設備を保有しており、CLT製造販売において国内トップランナーの一社です。
同社のCLT供給実績としては、日本初の高層純木造耐火建築物のPort Plus®(大林組研修施設)や、仙台梅田寮など、大林組への供給に加え、他社向けにも多数の実績があり、今後さらなる非住宅分野への事業拡大を計画しています。
大林グループは、本資本提携を通じて、両社が協働して製品開発や販路拡大を行い、高品質な製品を競争力のある価格で安定的に供給することで、中長期的に非住宅木造木質化建築全体の課題である、サプライチェーンの強化に積極的に取り組んでいきます。
株式会社サイプレス・スナダヤ 会社概要
会社名 | 株式会社サイプレス・スナダヤ |
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創業 | 1892年 |
本店所在地 | 愛媛県西条市小松町新屋敷甲1171番地1 |
事業内容 | 木材の生産ならびに販売、住宅資材の生産ならびに販売 |
ウェブサイト | https://www.sunadaya.co.jp/ |
資本提携概要
株式譲渡契約締結日 | 2022年12月15日 |
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株式譲渡実行日 | 2023年2月1日 |
当社株式取得割合 | 46.1%(支配力基準により連結子会社) |
- ※1 Circular Timber Construction®
木造木質化建築の推進にとどまらず、大林グループが保有する森林関連の事業実績やノウハウ・知見を活かし、国産木材に関する川上(植林・育林)から川中(加工・調達)、川下(建設、発電、リユース・リサイクル)まで、素材生産~製材~利用~植林という循環サイクル全体を持続可能で最適なものにする取り組み
- ※2 CLT
Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略。板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことで直交集成板ともいう。1990年代にオーストリアで開発された、比較的新しい木質建材で、開発国であるオーストリアを中心に発展し、現在ではヨーロッパや北米の建築物に広く採用され、普及が進んでいる
以上
この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室広報課
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