大阪・中之島エリアにおけるスマートシティサービスの実証実験を行いました

新領域事業

大林組は、スマートシティへの取り組みとして、独自のウェルビーイング指標に基づき、都市のデータを収集・分析・発信する「エリアデータプラットフォーム事業」、大林組独自のスマートシティサービスを開発する「サービス事業」および、これらを用いながらスマートシティを運営する「エリアマネジメント事業」の3つに取り組んでいます。

フィットネスやリラクゼーションなどのサービス事業者と連携した実証実験の様子

「サービス事業」では、エリアのデータを用いた共益型のシェアリング事業を軸としたサービス開発を進めており、開発にあたっては他社との協業も視野に入れ、スマートシティサービスの拡充を図っています。

今般、大阪・中之島エリアの建物所有者2社、サービス事業者など約40社と連携し、大阪・中之島エリアに位置するオフィスビル3棟のオフィスワーカー約1万人を対象に、出社時のウェルビーイング向上を目的としたスマートシティサービスの実証実験を実施しました。

実証実験の概要

実施時期 2022年度下期
実施場所 大阪・中之島エリアに位置するオフィスビル3棟
対象者 上記オフィスビル3棟に入居するオフィスワーカー 約1万人
連携先 建物所有者2社、サービス事業者約40社 他
サービスカテゴリー 食、フィットネス、リラクゼーション、美容、カルチャーなど

実証実験の成果

スマートシティサービスの利用ログ、アンケート、インタビュー結果などに基づき以下の分析を行い、勤務者のウェルビーイング傾向とサービスの相関性を確認しました。

  • 勤務者の出社時における行動変容に関する傾向(就業規則、移動距離、移動動機など)
  • 職場でのコミュニケーションの発生傾向(同僚同士の誘い合いなど)
  • エリアの付加価値向上に資する知見(ビル間移動の促進、出社動機、実店舗への送客など)

実証実験の実施風景

食(近隣飲食店のお弁当)
リラクゼーション(漢方かっさマッサージ)

今回の実証実験では、オフィスワーカーのサービス受容性に重点を置いた分析を実施しました。今後は、オフィスワーカーだけでなく、企業や建物所有者、サービス事業者にも価値を提供するスマートシティサービスをめざします。これからも多様なパートナーと連携することで、エリアの課題解決と付加価値の向上につながるスマートシティサービスの開発を進め、ウェルビーイングの実現をめざします。

お問い合わせ先
大林組 営業総本部スマートシティ推進室
TEL:03-5769-1080