エスコンフィールドHOKKAIDO、大林組仙台梅田寮が国際デザイン賞「German Design Award 2024」を受賞

サステナビリティ

大林組が設計施工した「エスコンフィールドHOKKAIDO」と「大林組仙台梅田寮」がドイツのデザイン賞「German Design Award 2024」でエクセレントアーキテクチャ部門で優秀賞(Winner)を受賞しました。

German Design Awardは、ドイツデザイン評議会(1953年設立)が主催する権威あるデザイン賞です。世界各国のデザイン賞を受賞し、優れたデザインと評価された作品の中から評議会の推薦を受けた作品のみがノミネートされるもので、「賞の中の賞」と言われています。エスコンフィールドHOKKAIDOは、ドイツではICONIC AWARDS 2023も受賞しています。

エスコンフィールドHOKKAIDO

日本最大級の開閉式屋根と、自然光を取り入れる最大高さ70mのガラス壁を備えた特徴的な外観(撮影:川澄・小林研二写真事務所)

「世界がまだ見ぬボールパークをつくろう」をスローガンに、豊かな自然環境を活かした、北海道ならではのボールパークとして2023年3月に開業しました。約3万5,000人が収容できる球場には、フィールドに近い観客席や天然芝、球場内のどこからでも試合観戦を可能にする360度回遊型コンコースなど、さまざまな工夫が施されています。

今回の受賞では、開閉式の屋根を採用したことや、臨場感あふれる多様な観戦環境を提供していることが評価されました。

大林組仙台梅田寮

宮城県仙台市に建設した大林組社員寮(撮影:エスエス)

大林組の自社施設である、木造ハイブリッド構造の社員寮「大林組仙台梅田寮」は、CLT(Cross Laminated Timber)をユニット化する「CLTユニット工法」の開発により、汎用性の高いハイブリッド木造建築を実現しました。高品質と短工期という建設のイノベーションを図るとともに、国産木材を利用することで低炭素社会(カーボンニュートラル)の実現に貢献しています。

今回の受賞では、モダンな建築様式と現代的な快適さが印象的であるだけでなく持続可能性の要求も満たしていることや、木材の比率が高いため、心地よく温かい自然な生活環境をつくり出していることなどが評価されました。

大林組はこれからも、風土を活かした設計、使う人にとって快適で、循環型社会にもつながるデザインを追求するとともに、地域に根ざす優れた建築物を提供してまいります。