ハイウェイテクノフェア2024に出展します
出展テーマは「日本の動脈・高速道路を“止めない”」
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イベント情報
9月26日(木)、27日(金)の2日間、東京ビッグサイト西1・2ホールで「ハイウェイテクノフェア2024 -高速道路を支える最先端技術-」が開催されます。高速道路の建設・管理事業の普及や活用を推進するとともに、高速道路事業への理解を深めることを目的に2004年から行われています。
20回目を迎える今回は、337の企業が出展する予定で、高速道路に関する新技術・新工法、資機材や建設現場の支援システム、環境技術などが展示、紹介されます。リアル展示とともにウェブ展示も開催される予定です。
大林組と大林道路は「日本の動脈・高速道路を"止めない"」をテーマに出展し、高速道路のリニューアル技術「HOLLOWAL®」をはじめさまざまな技術を紹介します。また、「HOLLOWAL」のプレゼンテーションや、土木学会田中賞の作品賞を受賞した「東名阪自動車道 弥富高架橋」の特別講演も行います。皆様のご来場をお待ちしております。
※展示会への参加には事前登録(無料)が必要となります。
パネル展示
中空床版架け替え技術「HOLLOWAL」
「HOLLOWAL(ホローワル)」は、プレキャストセグメント工法を用いた新しい中空床版架け替え技術です。プレキャスト部材を用いて作業をサイクル化することで、作業効率を高め、従来のコンクリート打ち替え工法と比較して、交通規制の期間を約半分に短縮できます。
東名阪自動車道「弥富高架橋」
高速道路本線を跨ぐ揚重設備を設置し、撤去床版と新設床版を側道から搬出入する新工法を適用しました。
高速道路を走行する工事車両を約7万台削減。渋滞を抑制し、一般車との接触を防止しながら、半断面施工で延長1.6kmにわたり床版を取り替えました。
PC合成桁取り替え工法「キャップスラブ®」
「キャップスラブ」は、専用のプレキャスト床版を用いたPC合成桁の床版取り替え工法です。プレキャスト床版と既設PC桁を、あと施工アンカーとモルタルで接合するシンプルな構造で、既設床版撤去の省力化と床版取り替えの急速施工を実現し、工期を3分の1に短縮します。
PC桁拡幅工法「PCワイダー®」
「PCワイダー」は、PC桁によるコンクリート橋の拡幅工法です。PC桁の拡幅は、拡幅部が既設橋に拘束されるため、拡幅部に大容量のプレストレスを必要としましたが、PCa部材を活用しPC鋼材の配置を工夫することで、施工数量を低減し交通規制期間を3分の1に工程短縮します。
プレキャスト部材使用/急速施工「コンパクトインバート®」
トンネル更新工事におけるインバートコンクリートの急速施工技術を開発しました。現場での施工量を大幅に削減できるほか、設置後短時間で補強効果を発揮するため、インバート支保工の設置が不要となります。片側車線規制での分割施工にも対応できます。
トンネル覆工急速補強工法「ワンバインドクロス®」
「ワンバインドクロス」は、高目付2方向炭素繊維シートを使用した覆工コンクリート補強工法です。シート1層で施工完了できるため、シート貼り付け作業が半減します。また、特殊な製法の炭素繊維シートにより、1層で従来の2層と同等の強度を確保できます。
鋼製支保工遠隔建て込み技術「クイックテレクター®」
「クイックテレクター」は、鋼製支保工の上部を把持するメインエレクターと脚部を把持するサブエレクターを、ガイダンスシステムの誘導により、遠隔で操作して、鋼製支保工の建て込みを行う技術です。作業員が切羽直下で作業する必要がなく、切羽災害ゼロを実現します。
「吹付けコンクリート工の遠隔化」
カメラやスキャナーを搭載した自走式台車「出来形・監視UGV」を切羽に配置し、カメラで撮影した映像を遠隔地で確認しながら、コンクリートの吹付け作業を行います。重機接触災害や切羽崩落災害から作業員を守り、粉じん環境から解放します。
トラック積載型システム作業床 「フラップリフト®」
「フラップリフト」は、トンネル半断面(10.5m)をカバーできる作業床です。大型トラックの荷台上で展開・収納が可能なため、大面積一括施工により作業効率が50%向上します。さらに安定した広い足場上で作業できるため、安全性も向上します。
グースアスファルト混合物「eグース・スーパー」
eグース・スーパーは、水密性が高く耐久性に優れたコンクリート床版にも適用可能なグースアスファルト混合物です。
鋼床版用のeグースをコンクリート床版に適用するため、一般的には相反する製造温度低減と施工性改善の双方に取り組み、開発したものです。
フッ素樹脂ライニングプレート「楽フロン®」
楽フロンは、フッ素樹脂を高強度接合したステンレス銅板をダンプカーの荷台の隅角部に設置し、積荷土砂の付着を抑える技術です。運搬効率を損なう荷台残土の除去作業が大きく削減され、省力化や脱炭素に寄与します。
車線規制時の道しるべ 「ミチシリーズ」
ミチシリーズには、光の流れで車を誘導する「ミチテラ」、長時間点灯・繰返し使用可能な発炎筒補完品「ミチレスQ」、車線の視認性を高める「ミチライン」があります。これらは車線規制時の道しるべとして安全確保、注意喚起に寄与します。
プレゼンテーション
プレゼンテーションのスケジュール(26日、27日共通)は以下をご覧ください。1回のプレゼンテーションは約10分です。
※スケジュールは変更になる場合があります
時間 | プレゼン内容 | |
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10:40 | HOLLOWAL | |
11:30 | eグース・スーパー | |
13:00 | HOLLOWAL | |
13:50 | eグース・スーパー | |
14:40 | [特別講演]弥富高架橋 | |
15:30 | eグース・スーパー | |
16:20 | HOLLOWAL |
展示会概要
- 名称
- ハイウェイテクノフェア2024 -高速道路を支える最先端技術-
- 期間
- 2024年9月26日(木)、27日(金) 10:00~17:00
- 場所
- 東京ビッグサイト西1・2ホール
- 大林グループ展示ブースは西1ホール A-034です
- 最寄駅はりんかい線「国際展示場駅」またはゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」です
- 今回はリアル展示とオンライン展示のハイブリッド開催です
オンライン展示は9月19日(木)~10月17日(木)
- 主催
- 公益財団法人高速道路調査会
- 共催
- 東日本高速道路(株)、中日本高速道路(株)、西日本高速道路(株)
- 後援
- 国土交通省、公益社団法人土木学会、公益社団法人地盤工学会、公益社団法人プレストレストコンクリート工学会、公益社団法人日本コンクリート工学会
※開催概要の詳細は主催者ウェブサイトをご覧ください