大林組技術研究所で女子中高生を招いて「夏のリコチャレ2024」見学会を開催
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サステナビリティ
8月28日に大林組技術研究所(東京都清瀬市)において、リコチャレ2024「建設技術の最先端を体験しよう!」を開催し、女子中高生とその保護者計14人が参加しました。
リコチャレとは、女性活躍推進の一環として、内閣府・文部科学省・日本経済団体連合会が共同で進めているもので、理工系分野に興味がある女子中高生が、将来の自分をしっかりイメージして進路選択することを応援するための取り組みです。大林組では2018年から見学会を開始し、今回で5回目の開催となります。
当日は技術開発の最先端である研究施設の見学を行うとともに、女性研究員が日頃の研究内容を紹介しました。参加者は、本館テクノステーションやオープンラボ2、材料化学実験棟、3Dプリンターによる建築物「3dpod™」などさまざまな施設を見学しました。
本館テクノステーションでは、働き方やオフィスのあり方を探るためにABW実験(※1)を導入する「ゆらゆらterrace」にて、常備されているアロマオイルの香りを楽しむなど、ウェルビーイングを考慮した空間を体験しました。材料化学実験棟では、地球に優しい建築仕上げ技術に関する研究が紹介され、特殊な複合シートを貼ることで木の仕上げ材料を燃えにくくする技術「アルファティンバー」について学びました。
見学後の質疑応答では、女性研究員の学生時代に取り組んでいたことや理工系をめざした経緯などを紹介。参加者との意見交換も行いました。


参加者の感想
- 女性研究員の方々が強い意志をもって働いている姿がとてもかっこよかった
- 将来像をつかむことができた。社会貢献できる自分になるため、今できることを精一杯取り組みたい
- 建設業界は、男性が働くイメージが強かったが、女性もたくさん活躍できる場があることを知れて嬉しい。素敵だなと思った

大林組では、男女を問わず社員一人ひとりが個々の能力を最大限に発揮できるような職場環境づくりを進め、現在、技術系女性社員比率は11%を超え(2023年度)、多数の女性社員が活躍しています。今後も女性が活き活きと働く姿を伝えることで、子どもたちに夢を持って建設業をめざしてもらえるような機会づくりに努めてまいります。
- ※1 ABW(Activity Based Working)実験
利用者の仕事の効率や心理的効果をはかりオフィスの在り方、時間と場所にとらわれない働き方を探る実験