東京都の小中学校教員の民間企業研修を実施

サステナビリティ

勝どきポンプ所での建設現場見学の様子

7月24日、25日の2日間、東京都の小・中学校の教員11人を対象に「教員の民間企業研修」を実施しました。この研修は、経済広報センターが主催するもので、企業活動の考え方や人材育成への取り組みなどについて教員の理解を深め、研修で得た体験を授業や学校運営などに生かしてもらうことを目的としています。

大林組は、技術研究所や建設現場の見学、社員との対話を通じて教員の方々にものづくりの喜びや醍醐味(だいごみ)を知ってもらい、その経験を子どもたちに伝えてほしいとの思いから毎年この研修を行っており、今年で17回目となります。

初日の大林組技術研究所(東京都清瀬市)の研修では、先進的な医療環境を構築する天井照明型手術室「オペルミ®」や、3Dプリンターによる建築物「3dpod®」などを紹介。先生方には未来を感じる施設の見学や、環境工学実験棟での音響体験、5Gを活用した重機の遠隔操作を体験してもらいました。

また、グリーンエネルギー本部からは、再生可能エネルギーによる発電や水素活用を紹介し、ダイバーシティ&インクルージョン推進部による研修では、多様な人材が活躍できる職場づくりについてのディスカッションも行いました。

2日目は、勝どきポンプ所(東京都中央区)のポンプ棟建設工事の見学会を実施しました。足場の上からポンプ棟設備を説明し、モニター画面で掘削機を遠隔操作している掘削管理室を見学してもらいました。見学後、先生方から現場職員に対して多くの質問があがりました。

音響効果を残響室で体感

続くPort Plus 大林組横浜研修所では、木の特性を生かしたウェルネス空間を体感してもらい、人事部による研修では、大林組の教育プログラムや人材育成の取り組みなどを紹介。グループワークも行い、活発な意見交換を行いました。

人材育成の取り組みについての意見交換

研修を終えた先生方からは「若手社員が生き生きと誇りをもって仕事に取り組む姿が印象的でした」「何十年も先を見据えてのプロジェクトに感動。日々目の前のことだけに追われている自分を反省しました」「たくさんの人が支え合い、協力している姿を見て、ゼネコンの本質を知ることができました。生徒たちにも伝えていきたい」などの声が寄せられました。

大林組はこれからも、ものづくりで培った知恵と技術を教育の現場に伝え、次世代育成に生かしていただけるよう努めてまいります。