多機能舗装「ハイドロペイブ®」が気候変動アクション環境大臣表彰で大賞を受賞

サステナビリティ

大林組と大林道路が開発した多機能舗装「ハイドロペイブ」が、令和7年度「気候変動アクション環境大臣表彰」の開発・製品化部門(適応分野)で大賞を受賞しました。

環境省の森下千里環境大臣政務官(左)から表彰状を授与される大林組執行役員 小野島一(右)

気候変動アクション環境大臣表彰は、環境省の気候変動対策推進の一環として、顕著な功績のあった個人・団体を表彰するものです。開発・製品化部門(適応分野)では、農林水産業、自然災害、水資源・水環境、自然生態系といった各分野で、気候変動の影響を回避・軽減する技術や、製品化、サービスの提供に関する優れた取り組みを対象としています。

「気候変動アクション環境大臣表彰」受賞標章

今回受賞した「ハイドロペイブ」は、車道部の透水性舗装と歩道部の湿潤舗装を地中の導水管で結合し、雨水流出を抑制しつつ、路面温度の上昇を防ぐ多機能舗装です。豪雨・猛暑対策となるグリーンインフラ(※1)技術として、2022年に軽交通道路専用のハイドロペイブ・ライト®(※2)を開発し、2024年には公道で一般道対応型のハイドロペイブを適用(※3)して、性能と効果を確認しました。

ハイドロペイブの断面摸式図

大林組と大林道路は、既設ハイドロペイブの供用性調査や維持管理を行うとともに、路面温度の上昇抑制効果を高める研究を継続することで、居心地がよく歩きたくなるまちづくりの実現に貢献していきます。