シールド地上発進・地上到達
URUP工法®
アンダーパスの急速施工を可能にします
URUP(ユーラップ)工法(Ultra Rapid Under Pass)とは?
都市部の多くの交差点や踏切で発生している慢性的な渋滞を短期間で解消するために開発された、シールドによるアンダーパスの急速施工法です。シールドを直接地上から発進させ、トンネル区間を小土被りで掘進し、再び地上に到達させるため、アプローチ区間とトンネル区間を連続で施工でき、立坑が不要です。

お客様のメリット
工期を大幅に短縮できます
- アンダーパス工事のアプローチ区間とトンネル区間を地上から連続して施工することで、従来工法に比べ工期を大幅(約3分の1)に短縮できます。
(延長500m、2車線のアンダーパス工事にて試算した場合。工費・工期は施工条件により異なる)
地上の占用を最小限に抑制できます
- 小土被りでも施工が可能なため非開削の施工範囲が広くなります。
- 立坑構築が不要なため、他の非開削工法に比べて地上の占用範囲を最小限に抑えることができ、地上の交通を妨げません。
環境に優しい工法です
- 立坑・開削工事が不要で杭打機などの大型重機を使用しないため、騒音や振動、排出ガスの発生を抑制できます。
- 必要断面だけを掘削するため土砂搬出量を最小限にできます。
【実績・適用例】
中央環状品川線大井地区トンネル工事
用途:道路
シールド外径:φ13.6m、延長:895m(往路550m+復路345m)

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シールド地上発進(①)
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シールド回転(②)
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シールド地上到達(③)
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トンネル完成
さがみ縦貫川尻トンネル工事
用途:道路
シールド外径:H8.24m×W11.96m、延長:826m(413m×2本)

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シールド地上発進(往路)(①)
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シールド地上到達(復路)(⑤)
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トンネル完成
田原第2幹線三河湾横断シールド土木工事
用途:ガス導管
シールド外径:φ2.15m、延長:1,087m

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シールド発進前(①)
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シールド地上発進(①)
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シールド地中貫入(①)
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シールド地上到達(②)
緑浜第二吐出線設置工事
用途:ガス導管
シールド外径:φ2.13m、延長:599.6m

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シールド発進前(①)
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シールド地上発進(①)
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地上からの材料運搬(①)
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シールド到達(②)
【その他】
NETIS登録番号:KK-050117-A(掲載期間終了)
関連情報
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