シングルユース
医薬品の製造ラインを構成する設備として、従来の定置式機器の代わりに、シングルユース対応製品が一般的に普及しています。シングルユース対応ラインは、作業性を考慮したレイアウトを検討し、各種ベンダーの提供する製品のメリットとデメリットを見極め、適切に組み合わせて提案します。
シングルユース導入時のメリット
- 製造品目変更の際の製造ラインの変更が容易で、切り替え時間が短縮できます。
- 固定設備に必要なC/SIP設備が不要になり、設置スペース・初期コストが低減します。
- 現地での洗浄、滅菌作業が不要になり、バリデーション作業が減り、不具合発生のリスクが低減します。
取り組み
- お客様と共に議論・検討し、適切なシングルユース対応ラインを構築します。

具体例
- シングルユース導入工程に関し、製造工程、レイアウトや運用方針を基に3D、モックアップ確認などにより、シングルユース製造ラインを入念に計画します。
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無菌充てんライン構成検討例(2D平面イメージ) -
検討のポイント
- 製造ラインを構成する機器仕様
- 工程による機器の移動、作業内容を考えたレイアウト計画
- シングルユース製品のベンダー選定
- 機器間の接続部品の種類・形状
- 無菌接手によるチューブの接続位置など
- 必要ユーティリィティの種類、取り合い位置
- シングルユース製品の保管場所(配置、必要面積)

3D CADによる検討例