調査と評価
各種調査・分析技術
簡易分析装置
地下水や土壌の汚染濃度を迅速に分析できる装置で、ボーリング調査時などに現場へ持ち込んでも利用できます。
重金属分析装置
地下水や土壌の重金属濃度を分析する装置で、採取試料を迅速に測定し、設計の妥当性、施工計画の見直しに利用します。
抽出油分分析装置
水や土壌に含まれる油分を定量的に評価できる装置で、たとえばTPH(全石油炭化水素)分析などが可能です。
浄化予測解析技術
VOCs分解菌モニタリング
遺伝子モニタリングにより、VOCs分解微生物を高精度に検出します。わずか2日で原位置バイオの適用性を判断できます。
CIMを利用した施工管理
その時々の地盤内の汚染状況を「見える化」する技術です。
浄化予測
室内試験、現地観測データ、数値解析などに基づき適用技術の効果予測が可能です。
既存構造物直下対応技術
ジオフレックスドリル®工法
立坑を掘削せずに、建物周辺の地表面から制御ボーリングによって水平井戸を建物直下へ設置する技術です。井戸から薬剤を地盤へ浸透させることで、汚染土壌を浄化・不溶化できます。
環境保全
粉塵・濁水発生対策
電気的な結合力により土粒子と結びつく粉塵発生防止剤を地表面に 散布し有害物質を含む土砂の飛散や流出を防止します。
汚染拡散防止テント
掘削範囲や掘削後の処理ヤードに、内部で重機が作業可能なテントを設置し、汚染物質の拡散を防止します。
ガス浄化装置
汚染拡散防止テントや水処理施設からの排気ガスに含まれる有害な物質が拡散しないよう、確実に処理します。
水処理設備(排水処理・濁水処理)
揚水処理や掘削に伴う排水処理では、排水先の基準に適合するよう確実な処理を行うとともに、水質管理を徹底します。
臭気抑制対策
オイルクリン®
油で汚染された土壌に散布するだけで、市販品の2~3倍の高い消臭効果があります。生分解性にすぐれ、土壌や地下水への残留リスクがない、環境にやさしい資材です。油含有土壌をバイオ浄化処理するときに使用すると、浄化を促進できます。
水銀気化抑制対策
水銀を気化しにくい形態に変える薬剤を地表面に散布または地盤中で混合し、水銀ガスの拡散を抑制します。
土質改良技術
サラサクリーン®
粘性の高い土壌を短時間でさらさらの砂状に改質できる中性土質改良材です。ふるい分け作業や運搬のための改質を迅速化できます。少ない添加量で効果を発揮し、中性のため、埋め立て後に発生する浸出水のアルカリ化や、pH変動による重金属などの汚染の再溶出を防止します。
( NETIS登録番号 KT-180019-A サラサクリーン)
ICT施工技術
モバイル・マッピング・システム
車載型3Dレーザースキャナで、建物や設備の表面形状を高密度点群データとして短時間に取得します。稼働中の事業所内でも日常作業に支障を来すことなく測量することが可能です。
調査地点と建物などの位置関係を、パソコンで点群画像により確認できます。
掘削深度管理技術
3次元データをもとに正確にマシンコントロールを行う方法です。最新の小型3Dレーザースキャナを併用して出来形測定、写真情報を取得します。
掘削除去工事を正確に行い、汚染土壌の余掘りを低減できるため、余分な処理費用を削減できます。