放射能環境修復技術

東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故により飛散した放射性物質で汚染された環境を対象に、除染・減容化・再生利用などの各種環境修復技術を提供しています。安全性と確実性を追求した技術により、地域の環境再生と持続的な復興に貢献します。

中間貯蔵施設への取り組み

福島県各地の除染工事で発生した除去土壌などを、受入・分別施設に輸送、分別した後に、土壌貯蔵施設に貯蔵する事業です。大林組は、「平成29年度中間貯蔵(大熊3工区)土壌貯蔵施設等工事」と「平成30年度中間貯蔵(大熊5工区)土壌貯蔵施設等工事」の2カ所の工事を、約6~7年間の工期で完了させました。また、新たに「令和7年度中間貯蔵双葉地区受入・分別処理貯蔵工事」を受注し、約4年間の工期で工事を開始しています。

受入・分別・除染施設イメージ
  • 大熊3工区(土壌貯蔵施設)

  • 大熊5工区(受入・分別施設)

施工状況写真

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再生利用に向けた取り組み

福島県内の除染工事で発生した除去土壌のうち、放射能濃度の低い土壌を再生資材として盛土などに活用する事業です。大林組は、処理前の除去土壌が封入された大型土のうの放射能濃度を測定する「TRUCKSCAN®」や、処理後の再生土の放射能濃度を測定する「バルクスキャン」を開発しました。これらの技術により、放射能濃度を正確に把握し、復興再生土(再生処理土)の安全・安心な利活用を実現します。

  • 大型土のう袋をダンプトラックに載せたまま放射能濃度を急速測定

    TRUCKSCAN

    TRUCKSCAN概要図

  • 荷台上の除去土壌などの放射能濃度を急速測定

    バルクスキャン

    バルクスキャン概要図

飯舘村長泥地区での施工実績

大林組は、「令和2・3・4・5年度飯舘村長泥地区環境再生盛土等工事」にて、約35万tの5,000Bq/kg 以下の除去土壌を再生資材化して、盛土に利用する工事を約4年間の工期で完了させました。放射能濃度を正確に把握するため、大型土のうに封入された処理前の除去土壌の放射能濃度を測定するTRUCKSCANや、処理後の再生土の放射能濃度を測定するバルクスキャンといった最新の開発技術を活用し、高い精度で処理土壌の管理を行い、事業を完了させました。

再生盛土実施状況
再生資材化施設 平面図
  • TRUCKSCAN 実施状況

  • バルクスキャン 実施状況

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放射性物質に汚染された廃棄物への対応

東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故により放射性物質に汚染された災害廃棄物や焼却灰などを減容化するため、特定共同企業体(※1)にて双葉町仮設処理第一施設を建設し、令和2年3月に運営(処理)を開始しました。大林組は各種処理対象物の収集・運搬および生成物などの搬出、各所施設の維持管理業務を所管しています。

  • ※1 特定共同企業体
    大林組、日鉄エンジニアリング、クボタ環境エンジニアリング、東京パワーテクノロジー
減容化処理施設全景
  • 溶融スラグ 運搬状況

  • 溶融飛灰 運搬状況

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