冷凍食品 / 弁当総菜製造施設

安全・安心な食品製造施設を、確かな技術力でカタチにします

大林組は確かな技術力と豊富な実績をもとに、お客様の要望に応える最適な生産施設を実現してきました。計画する施設の生産品目や製造工程の特性に合った施設計画と生産設備計画により、効率のよい製造施設を提供します。

冷凍食品/弁当総菜製造の特徴を理解した生産設備と施設計画

冷凍食品 弁当惣菜 即席めん ハム・ソーセージ

施設計画

冷凍食品/弁当総菜製造施設は、原料の洗浄室など室内で水を使用すること、加熱工程により作業室の室温が高くなること、保管室が冷蔵冷凍環境であることが大きな特徴です。施設の計画においては、排水内容に適した排水計画や室内の暑熱対策、冷蔵冷凍室周りの結露防止対策により、高品質な製造環境を実現します。

生産設備計画

生産設備の計画においては、お客様へのヒアリングや既存施設の調査などを通して生産に関わる条件を整理し、お客様のニーズを的確に把握します。生産ラインを理解し、生産量に沿って各工程での処理量を算定した上で、生産設備の比較・検討・選定を行います。24時間稼働を実現するために、信頼性が高い設備やバックアップ方策も含めて、生産設備を設計します。不定形の食材を一定量測り盛付を行う盛付ロボットなど自動化の方策も検討します。生産設備の施工においては、工程管理や検査などの工事管理を適切に行い、品質の高い生産ラインを完成させます。 大林組は、過去の知見からのフィードバックも活かしながら、お客様に満足いただける生産設備の設計・施工を行います。

製造工程と対象設備

  • 保管設備

  • 混合機

  • パレタイザー

冷凍食品/弁当総菜製造施設の計画のポイント

1.排水に強い施設

原料の洗浄室など室内で水を使用する製造室や、加工時に高温排水が床面に排水される製造室については、排水状況に適した側溝レイアウトや高温排水に耐える床材の採用など、排水に強い施設を構築します。
床材は、洗浄性とともに作業者の転倒を防ぐ防滑性も求められるため、必要に応じてモックアップを作成し比較検討します。

モックアップによる床材の比較検討

2.作業環境の暑熱対策

生産設備から排出される熱によって室内が高温になりやすいため、スポット空調、置換空調、熱だまりを改善する換気計画などにより、作業者周辺の作業環境を改善します。

  • スポット空調

  • 置換空調

3.冷蔵冷凍室周りの結露防止

冷蔵冷凍室や盛付室の壁や天井周り、冷蔵冷凍室の前室は、周囲との温度差により結露しやすい部位や空間です。
結露を防止する対策には、適切な断熱の実施、ファンによる空気の循環、換気による積極的な除湿が有効です。産業用除湿器を導入すると、より確実な除湿が可能です。

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