製粉/調味料製造施設

安全・安心な食品製造施設を、確かな技術力でカタチにします

大林組は確かな技術力と豊富な実績をもとに、お客様の要望に応える最適な生産施設を実現してきました。計画する施設の生産品目や製造工程の特性に合った施設計画と生産設備計画により、高効率な製造施設を提供します。

製粉/調味料製造の特徴を理解した施設計画と生産設備計画

小麦粉 米粉 うま味調味料 ソース 酢 香辛料

施設計画

製粉/調味料の製造施設は、原料保管から製品保管まで、配管やコンベアなどで生産設備が連続していることが大きな特徴です。粉体をふるう際の振動と音の発生や、調合設備から充填(てん)用タンクまでグラビティ移送が採用されることが多い点にも留意が必要です。
施設の計画においては、連続した生産ラインやサイロに代表される縦長の大型設備などの機器配置と施設計画を同時に行うとともに、振動対策や吹抜の計画など生産設備に配慮した構造計画により、効率的な製造施設をめざします。

生産設備計画

生産設備の設計においては、お客様へのヒアリングや、既存施設があれば調査を行い、生産に関わる条件を整理、真のニーズを汲み取ります。各ラインを理解した上で、生産量に沿って各工程での物量を算定、各工程の生産機器や保管設備を比較・検討・選定します。粉体や粘性のある液体など、それぞれの性状に合わせて材質を選定し、搬送設備を設計します。包装後の製品をパレタイズし、自動倉庫への搬入の自動化も検討可能です。施工においては、工事監理と施工監理を適切に行い、品質の高い施設を完成させます。
大林組は、過去の知見からのフィードバックも活かしながら、お客様に満足いただける生産設備の設計・施工を行います。

製造工程と対象設備

  • 原料サイロ

  • パレタイザー

  • 立体自動倉庫

製粉/調味料製造施設の計画のポイント

1.屋外大型タンクの配置計画

屋外に設置される大型のタンクやサイロなどは、タンカーやローリー車などからの供給方法、タンク/サイロ周りのユーティリティ計画、および搬入据付方法を考慮して、計画の初期段階から配置を検討します。タンク/サイロの計画と建築の計画を同時に行うことにより、効率の高い製造施設を実現します。

  • 屋外サイロ、タンク等の配置
    (製粉製造施設の例)

2.大型生産設備に対する構造計画(製粉製造施設)

階をまたぐタンクや、重量のあるタンク、粉砕機などに対し、コスト合理性のある構造計画を行います。また、篩機(ふるいき)や胴搗(どうづき)製粉機による振動対策も行います。

タンク、ロール機等の配置
(製粉製造施設の例)

3.調合設備から充填用タンクへの移送計画(調味料製造施設)

調合設備で調合された中間製品は充填用タンクまでグラビティで移送することがあり、調合設備と充填用タンクは上下に配置されます。両設備は、多層の吹抜空間に設置される場合と、室の天井を高くしメザニンを設けて設置する場合があります。建物全体を断面構成を計画するためには、原料投入のマテリアルハンドリングも考慮して決定します。

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