汚染防止/騒音・振動対策

汚染防止

既存建築物には、アスベストなどの有害化学物質が使用されている場合があります。また、新築工事においても、使用する建設資材から化学物質が放散されることにより、健康被害を生ずる恐れがあります。大林グループでは、化学物質管理を適切に行うことで汚染防止に努めています。

汚染防止に向けた取り組み

建設工事の着工前には、営業部門が環境リスクに関するチェックシートを作成し、着工会議などにおいて関係者へ有害化学物質の管理方法やリスクについて情報共有を図っています。建設現場では、必要に応じて研修や勉強会を開催し、チェックシートや取り扱いマニュアルを活用した適切な管理のもと、汚染防止に努めています。

有害物質の処理

・アスベスト(石綿)

アスベストはさまざまな建設資材に使用されており、飛散性を有する場合は特に厳重な対策が必要です。大林組では、飛散の危険性に合わせた作業レベル別に社内フローを整備し、事前調査を実施の上、万全な体制で作業を行っています。
石綿関連廃棄物は、廃石綿など(特別管理産業廃棄物)あるいは石綿含有産業廃棄物として、許可業者に収集運搬・処分を委託し、適正処理を行います。

・PCB、ダイオキシン、フロン・ハロン

PCBやダイオキシン、ハロンは人体に入ることで身体に重大な影響を及ぼします。またフロンの放散はオゾン層を破壊し地球温暖化を招きます。
これらの物質は設備機器等に含まれており、関連法令に基づき適正な管理・処理を行います。

化学物質の適正使用

シックハウス

原因物質となるホルムアルデヒドやVOCなどの化学物質は、建設資材等から放散されます。大林組では、放散がゼロもしくは少ない材料を選定の上、お客様への引き渡し時点に法規で定められた濃度以下となるよう独自のマニュアルやチェックリストを活用し、確実な対策を実施しています。
また、施工中も、換気を行うことで作業中の健康被害が発生することがないようにしています。

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騒音・振動対策

建設工事では、騒音・振動の発生は避けられませんが、騒音・振動により近隣住民の健康に影響を与える可能性があります。大林グループでは、関係法令を遵守の上、騒音・振動による影響が最小限となるよう努めています。

建設工事における騒音・振動対策

・騒音振動計の設置

仮囲いの上部に騒音振動計を設置し、騒音・振動を常時計測しています。万一測定値が管理値を超えた場合は、作業を一時中断し、再発防止策を講じた上で作業を再開します。

・防音シート・パネルの設置

解体工事などにおいては、防音パネルを設置することで騒音の低減に努めています。

・低騒音・低振動型建設機械の採用

低騒音・低振動型(超低騒音・低振動型)や電動の建設機械を積極的に採用しています。

関連データ

アスベスト処理量、SOX・NOX排出量、化学物質取扱量などを開示しています。

ESGデータブック

汚染防止/騒音・振動対策に関連する技術

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