大林芳五郎傳

1940年に刊行された「大林芳五郎傳」を電子化して収録しています。
なお、社名・施設名などは、刊行時の表記のままとしていますので、あらかじめご了解下さい。

第二編 本記

十二 朝鮮の奉仕 四十一歳―四十四歳 4 住宅建設

殘材の利用

龍山に於ける各種工事終了後、殘材は山をなした。故人は時の擔當社員植村克己氏(現常務取締役)よりの一石二鳥たる提案を容れ、その殘材を以て龍山に住宅四十餘戸を建設したのである。當時の龍山は新開地のことゝて住宅の拂底甚しく、僅か四十餘戸とはいへ住宅難の緩和に貢献するところがあつたのである。

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