大林組100年史

1993年に刊行された「大林組百年史」を電子化して収録しています(1991年以降の工事と資料編を除く)。
なお、社名・施設名などは、刊行時の表記のままとしていますので、あらかじめご了解下さい。

6 業績の急伸続く

■―昭和40~45年度の業績

以上のように昭和40年代を迎え、その前半期は経済の高度成長に伴い建設需要は公共工事、民間工事ともに大きく盛り上がり、当社は次表のような業績をあげ、拡大成長を続けた。

この時期、建設大手各社は激しい競争を演じながらも、いずれも拡大成長し、それぞれの企業基盤をいよいよ強固なものとしていった。

43年(1968)下期の決算において、東京証券取引所第1部上場の建設業14社の前期比平均増収・増益率は、全業種545社平均のそれを大きく上回り、建設株は優良株として注目を集めた。当社株式も43年1月、大阪証券取引所の特定銘柄に指定された。

こうした状況を背景に、当社は43年10月資本金を103億円に、さらに45年7月150億円に増資した。

この時期、引き続き年2割の配当を続けたが、44年度下期、45年度上期にはその普通配当に加えて年2分の特別配当を行った。

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